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予備試験の短答が伸びない4つの原因と、点を劇的に伸ばす3つの方法

予備試験

予備試験の短答の点数が伸びない…

合格した人と自分との差はなんなんだろうか予備試験の第一の関門である短答式試験はけっして簡単な試験ではありません。

予備試験の短答が伸びない原因はずばり

  • 基本的な知識が足りていない
  • 点数が取れていない科目がある
  • 短答プロパーの知識が足りていない
  • 問題の解き方が間違っている

ということにあります。

予備試験の短答の点数を伸ばすためには、その原因を理解し、戦略的に点数をとることを考えることが必須です。
私は、予備試験の短答で合格することが予備試験に合格するキーポイントだと思い、計画的に勉強をして一年で短答合格まで辿り着きました。それからは司法試験まで短答でつまづいたことはありません。

実は、短答対策というのは、一度しっかりやってしまえば、その後も生かせるものなのです。

この記事では、予備試験の短答が伸びない原因を解説し、点数が伸びるようになるための戦略を詳しく解説します。

短答の点数を伸ばすということについては、計画的に勉強していた私が考えていたものを全てこの記事に詰め込みました。

短答の点数が伸びないと悩んでいる方はぜひ最後まで読んでください。

この記事を書いた人
司法試験合格ぷろじぇくと

ロースクール在学中に平成28年予備試験に合格(論文式試験90位代)
平成29年司法試験に合格(総合順位500位)。現在弁護士として活動中。
司法試験合格後に憲法、行政法、商法のまとめノートを販売し、100件以上の販売実績あり。「司法試験を計画的に合格すること」を提唱していきたい。

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1 予備試験の短答が伸びない理由はずばりこの4つ

予備試験の短答が伸びない理由は主に4つに分けられます。
自分が伸びていない原因に心当たりがあるか確認してみてください。

  • 基本的な知識が足りていない
  • 点数が取れていない科目がある
  • 短答プロパーの知識が足りていない
  • 問題の解き方が間違っている

①基本的な知識が足りていない

基本的な知識が足りないというのは、予備試験の短答の点数が伸びない一番の原因です。
短答の点数が伸びないという方にとっても心当たりがあるのではないかと思います。
基本的な知識とは、論文で問われるような知識だと思ってください。

論証集にあるような内容を説明できるようなレベルの知識を身につけましょう。このレベルでは、短答の勉強も論文の勉強も違いはありません。

②点数が取れていない科目がある

点数が取れていない科目があるというのも、予備試験の短答の点数が伸びていない方に見られる傾向です。
例えば、刑法はできるけど、商法はできていないという方などがよく見られます。

予備試験の短答は、合計点が合格点に達していれば合格できます

予備試験の短答の点数を伸ばすためには、点数が取れている科目の対策をするより、点数が取れていない科目の対策をすることがタイムパフォーマンスがいいです。

③短答プロパーの知識が足りていない

短答プロパーの知識が足りていないというのは、論文はできるのに短答で合格点に足りないという方によく見られます。

厳しいことをいえば、短答をナメている方によく見られます。

例えば

  • 憲法の統治
  • 民法の親族法
  • 商法の機関設計
  • 民事訴訟法のほぼ全部
  • 刑事訴訟法のほぼ全部

です。
自らの短答過去問集を振り返って正答率が悪ければ、短答プロパーの知識を重点的に対策しましょう。

④問題の解き方が間違っている

問題の解き方が間違っているとは、選択肢を切ることができず、時間がかかってしまうことです。

時間がかかってしまうことで、じっくり考えれば分かるのに時間が足りていないで点数が伸びない人に見られます。

根本的な原因は、基本的な知識、短答プロパーの知識が足りていないことにあります。 選択肢の正誤を判断するポイントがどこにあるのか考えながら過去問を解くことで対策して行きましょう。

2 予備試験の短答を劇的に伸ばすための3つの方法

予備試験の短答の点数を劇的に伸ばす3つの方法を解説します。
意識するだけでも変わりますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

  • テキストや判例集で基本的知識の精度を高める
  • 点数を取るための戦略を考える
  • 「論文ができるようになれば短答もできる」という考えを捨てる

2-1 テキストや判例集で基本的知識の精度を高める

まずは基本的知識の精度を高めることが劇的に点数を伸ばす手段となります。
これは、短答の点数が伸びない理由の①②④に関わります。
テキストや判例集も使いながら基本的知識の精度を高めることが大事です。

しかし、テキストや判例集をただ読んでも眠くなるだけです。
あくまで過去問を解くことをベースとしながら、「この分野よく分からないな」と思ったら該当箇所のテキストをさらっと読んでみましょう。

2-2 点数を取るための戦略を考える

ただ闇雲に勉強するのではなく、どうやれば点数が取れるかの戦略を立てるべきです。
それは、予備試験の短答式試験は合計点が合格点に達していれば合格できる試験だからです。
それに、戦略的に合格するというのはこのブログが目指すところでもあります。

例えば、私が考えていた戦略を紹介します。

現状の点数が

憲法 13点
行政法 13点
民法 15
商法 10点
民事訴訟法 20点
刑法 25点
刑事訴訟法 17点
合計113点

の場合

憲法20点
行政法20点
民法25点
商法 18点
民事訴訟法 27点
刑法 27点
刑事訴訟法27点
合計164点

をまずは目指すということです。

この目標というのは、

  • ベースとして20点は取れるようになる
  • ただし、商法は苦手だから、18点くらいまでは取れるようになる
  • 民法は論文でも力を入れたいから、25点くらいは取れるように目指す
  • 民事訴訟法、刑法、刑事訴訟法は、暗記で対応できる部分が多いので、各科目1問しか失敗しないくらいの出来を目指す

という考え方からできています。 実際にこの戦略通りに勉強をした私の短答式試験の成績がこれです。

予備試験 短答 成績通知書
  • ベースとして20点は取れるようになる
  • 民事訴訟法と刑事訴訟法で1問くらいしか失敗しない出来を目指す

は見て取れるのではないでしょうか。

結果として、

  • 憲法が思ったよりうまくできた
  • 商法が予定を上回った
  • 刑事訴訟法がほぼパーフェクトだった

ということで下振れした分はカバーできています。

2-3 「論文ができるようになれば短答もできる」という考えを捨てる

よく言われているような「論文ができるようになれば短答もできる」という考え方は捨てましょう。
究極的にいえば、このよく言われていることは間違いではないのですが、その「論文ができるようになれば」というのは司法試験超上位レベルだと思われます。
500番以下とかでは到底短答までもできるような実力はつきません。
短答は短答で対策する必要があるという理解をもって対策を立てましょう。

予備試験の場合、短答に合格すれば論文に挑戦できるので、それだけでも短答専用の対策を立てることは大事だといえます。

3 予備試験合格者が実践したとてもシンプルな短答の点数を取るための戦略

ここでは、予備試験合格者である私が短答の点数を取るためにとった戦略を解説します。

3-1 【実例付き】対策すべき短答プロパーの分野

短答プロパーの知識が足りないことは、短答の点数が伸びない原因であると既に説明しました。
より詳しく対策すべき短答プロパーの分野を解説いたします。また、捨ててもいいという分野も解説します。

憲法統治機構全般
(憲法というものに関する理解や第9条は過去問で数度解くだけで捨ててもいいと思っています。)
民法担保物権、弁済に関する規定、親族法
商法機関設計、商法総則
(手形小切手は捨ててもいいと思っています。)
民事訴訟法民事訴訟法の全条文
(捨てるところはないと思っています。)
刑法執行猶予、罪数関係、必要的減刑と任意的減刑、論文で問われない各論全般
刑事訴訟法刑事公判手続の流れ全般
(刑事訴訟法も捨てるところはないと思っています。)

3-2 自分がどの科目で何点を取れるのかを把握しておく

私は予備試験のある年度の過去問を印刷し、実際に時間を測って何度か解きました。
それで、科目・分野ごとの傾向を把握していました。

最初に短答式試験に合格するまでには、二度ほど予備校の短答模試を受験しました。
そこで、初見の問題でもどの科目でどのくらいの点数が取れるのかを把握しました。そして、点数が目標に足りない科目を重点的に勉強していました。

基本的に私のスタンスとして、予備校の答練・模試はおすすめしませんが、短答であればクオリティの差は出づらいはずなので受けてみてもいいのではないかと思います。

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3-3 暗記として処理する部分を決定し、確認する方法を作る

短答はどうしたって暗記として処理しておく部分が出てきます。
例えば、条文の文言などは暗記として処理しておくべきです。

そして、暗記部分は直前に再確認できるものを作っておいた方がいいでしょう。
私は、判例六法に線を引いたりメモを貼ったりして直前に確認するものを作っていました。

判例六法を作り上げることにあまり時間をかけすぎても本末転倒です。
短答の過去問を解くなかで、ここは暗記しないといけないなというポイントに印をつけるようにするのがお薦めです。
そして、短答の本番までには、各科目ごとに「当日・休み時間で何を確認するか」ということを決めておくようにしましょう。

3-4 短答のために集中する期間を作る

短答対策を始める時期について以下の記事でも解説しましたが、短答のためだけに対策する時期を作るのはおすすめです。

短答のために集中する期間を作るべき理由は二つあります。

①ペース配分を間違えて勉強が間に合わないリスクを減らせるから
短答に合格したことがない人は、どのくらいの勉強量があるかわからないため、ペース配分を間違えて勉強が足りないことになりかねません。
このペース配分はどんな予備校講師でも個々人に対して適切に判断することはできません。

②短期間に繰り返すことで記憶の定着を目指せるから
短答は暗記することも重要ですので、よくいわれる忘却曲線を意識して短期間に繰り返し問題を解くためには、短答のためだけに集中することも必要です。

4 予備試験本番まで短答を伸ばすためのスケジュール

①勉強を始める時期

勉強を始める時期はこちらの記事で解説しておりますのでご参照ください。

②短答試験2〜3ヶ月前

このあたりからは短答の対策に集中するべきです。
論文の対策は短答式試験が終わった後でも間に合うので短答の対策に集中してください。

③短答式試験1週間前

あらためて各科目の苦手な分野をもう一周してみましょう。
苦手な分野を直前に確認することで、判断に迷う選択肢をグッと減らせる確率が高まります。

④短答式試験2日前

当日に最終確認する分野をざっくり決めておきましょう。
私の場合、判例六法のどのあたりを読むかということを決めて、そこに付箋を貼っていました。

⑤短答式試験前日

翌日に向けて早めに休みましょう。
前日に急いで知識を詰めたところでなんとかなる試験でもありません。

5 予備試験短答対策におすすめの過去問集

予備試験対策におすすめの過去問集は早稲田経営出版編集部 体系別司法試験・予備試験短答式過去問集です。
実際に私も受験生時代に使っていた教材です。
あしべつ本、短答過去問パーフェクトも使ったことがありますが、最終的に早稲田セミナーがベストだと確信しました。

しかも、現在は見開き構成になりました。
これにより、問題が左ページに、解答・解説が右ページとなりました。

短答の勉強は、シンプルな大量の問題を地道に何度も解くものです。
この見開き構成というのは、そのストレスをなくすものですので体系別司法試験・予備試験短答式過去問集がベストだと断言できます。

私が受験生のときにもこうあってほしかったです…

6 まとめ

短答が伸びないことには明確な原因があります。

  • 基本的な知識が足りていない
  • 点数が取れていない科目がある
  • 短答プロパーの知識が足りていない
  • 問題の解き方が間違っている

その原因が理解できて適切な対策が取れるのであれば、短答は論文に比べて伸びやすいということもできます。

  • テキストや判例集で基本的知識の精度を高める
  • 点数を取るための戦略を考える
  • 「論文ができるようになれば短答もできる」という考えを捨てる

この記事で解説した内容を参考に、来年予備試験の短答式試験に合格できるように勉強の計画を立ててみましょう。

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