PR

【超基本】合格者が強くオススメするたった3つの予備試験論文勉強法

予備試験 論文 勉強法 予備試験

予備試験の論文ってどうやって対策すればいいんだ?
勉強法って人によって言っていることが違って、自分はどうすればいいか分からない…

勉強法ってたくさんあって迷いますよね。

実は、いろんな勉強法には共通するポイントがあります。それを理解して、必要に応じてアレンジを加えていけば、それがあなたにとって最適な勉強法となります。

100通以上の合格体験記を分析し、自らの勉強法を確立させて、予備試験の論文式試験を2桁合格した運営者がたった3つのことを繰り返すだけの勉強法の超基本をわかりやすく解説します!

その3つの方法とはズバリこの3つです。

  1. 真剣に問題を解く
  2. 解けない理由を徹底的に分析する
  3. 次解けるようにしっかりと対策をする

「えっ……?」と思うかもしれませんが、実はこんな簡単なことなのです。
そして、予備試験の合格が遠い方は実はこの勉強法ができていないことが多いのです。

この記事を読むことで、この超基本を自分の中で落とし込んで、必要なアレンジを加えることで自分だけの勉強法(ひいては合格スケジュール)を確立させましょう!

この記事を書いた人
司法試験合格ぷろじぇくと

ロースクール在学中に平成28年予備試験に合格(論文式試験90位代)
平成29年司法試験に合格(総合順位500位)。現在弁護士として活動中。
司法試験合格後に憲法、行政法、商法のまとめノートを販売し、100件以上の販売実績あり。「司法試験を計画的に合格すること」を提唱していきたい。

司法試験合格ぷろじぇくとをフォローする

1 予備試験の論文の勉強法はたった3つのことを繰り返すだけ

いろんな勉強法がありますが、それを整理したら結局この3つを繰り返すことになります。

それは、あとで詳しく説明するとおり、この3つを繰り返すことが、予備試験の論文式試験に合格するという最短ルートだからです。

①真剣に問題を解く

真剣に問題を解くということから全てが始まります。
真剣に問題を解くとは、「問題文を法的に分析し、法律関係を整理し、必要に応じて法解釈をし、立てた規範に事実を当てはめて結論を出す」という作業です。

この作業が必要な理由は、真剣に問題を解くという過程がないと、あとの2つの過程において押さなくてはいけないポイントがブレて、勉強効率が圧倒的に悪くなってしまうからです。

例えば、そもそも問題文を法的に分析できていないのであれば、いくら形だけ論証を暗記するという対策をしても、次に形を変えて問われたときに、答案で書くべきポイントを間違えることになります。答案で書くべきポイントを間違える→点が取れない→合格が遠のくということです。

まずは問題集を模範答案も含めて読んでみるという勉強法があります。
文字通り、問題集を読んでいるだけでは、「なんとなくこんな表現や体裁で答案を書くんだな」くらいしか分かりません。出題形式を理解するために一度読んでみることは必要ですが、問題集の全てに目を通す必要はないでしょう。

②解けない理由を徹底的に分析する

解けない理由を徹底的に分析するということは、今回説明する3つの過程で一番重要です。
分析できる→対策ができる→本番で解けるからです。

私が不合格者の答案を見せてもらって分析したところによると、解けない理由というのは、おおよそ次のとおりに分かれます。

  • 論点を落としている
  • 論証が十分にできていない
  • あてはめができていない
  • 時間が足りていない

これをより詳細に分析すると次のとおりとなります。

  • 規範を真の意味で理解していないから、問題文の事情が意味するところを理解していない
  • 規範を正確に書けない
  • あてはめの事情を全て拾えていない
  • 書く必要のある論証を十分にできていない
  • 書く必要のない論証を長々と書いている

およそこのうちのどれに該当するかが理解できれば、次の対策に進むことができます。

③次解けるようにしっかりと対策をする

解けない理由を分析できたらあとは対策するだけです。
対策方法の一例を挙げてみます。

規範を正確に書けない
→基本書や判例集を使って、規範を導く理由を再確認する。規範中の一言一句が持つ意味合いを考えてみる。

規範を真の意味で理解していないから、問題文の事情が意味するところを理解していない
→規範に当てはまる場合と当てはまらない場合の具体例を想起してみる。判例集でその判例の事案や当てはめ部分を読み直してみる。
「規範を正確に書けない」の場合に対策と同じように規範の理解を深める。

あてはめの事情を全て拾えていない
→答案構成段階で、問題文中の使えそうな事実全てにマークをつける。答案を書き始める前に全ての事情を使い切れているか確認する。

書く必要のある論証を十分にできていない
→そもそも論証をする必要性を理解できていない。論証パターンを見直しする際に、なぜその論点が発生するのかというところを考え直す。分からなければ、基本書の該当部分を読んだり、判例集の解説を読んだりする。何も考えず論証パターンを貼り付けるのではなく、要件や効果から考えるくせをつける。

書く必要のない論証を長々と書いている
→「書く必要のある論証を十分にできていない」と同じ。なぜその論点が発生するのかを理解していないから書く必要のないものを書いている。答案構成で、本当にそこが論点なのか考え直すようにする。

2 予備試験の論文で合格するというゴールを確認しよう

予備試験は難しいと言われていますが、どのような答案であれば合格できるかというゴールを確認できれば、道筋を立てやすくなります。すなわち、勉強の効率が上がります。

予備試験に合格できる答案は次のとおりです。

基本的な書き方ができる

基本的な書き方とは、突き詰めると法的三段論法となります。
もう少し細かく言えば、法律の要件に事実を当てはめて効果を発生させるということになります。

この要件をきちんと分析できていない答案や、事実を当てはめて法律を適用できていない答案は意外と多いのです。

最低限の条件となりますが、意外と大事なことです。

各法律の基本的な事項が正確に理解できている

憲法であれば違憲審査の手法、訴訟法であれば既判力や伝聞法則など、当たり前と思われることを正確に理解して使いこなせていることが重要です。

この使いこなせているかも重要です。ただ、定義や規範を暗記して書き出すことができるというだけでなく、意味を理解し、応用できることが必要です。

時間内に解くことができる

時間内に解くというのは当たり前のように思えて一番難しいかもしれません。

普段から時間を意識して解いていないと、問題文を読むのに何分かかって、答案構成をするのに何分かかって、答案を書くのに1ページあたり何分かかるのか、が具体的にイメージできません。

特に、合格レベルにない人は、答案構成から答案を書くところにとても時間がかかるのです。それは基本的な事項の理解が足りていないから、いちいち思い出したり考えだしたりするために時間がかかるからです。
上位合格者は、答案を書き始めたらほとんどノンストップで書き続けることができます。ノンストップで書き続けるということはそれだけ時間を節約できます。

予備試験は一つの試験時間で2~3科目を同時に解くことになります。
これは時間の融通を利かせられるという意味でメリットです。一方で、特定の科目に時間を使いすぎてしまったら、本来解ける科目が十分に解けないということになってしまいかねません。

本番の空気は真似できないものですが、模試を受けたり、時間を測って過去問を解いたりして対策しておきましょう。

3 レベル別で勉強法をアレンジするべき

3つのことを繰り返すだけと説明しましたが、当然、勉強のレベルによってその重点は異なってきます。

入門講座が終わったばかりの方

入門講座が終わったばかりの方は①にあまり時間をかけず、②についても知識や理解を深めるところの分析に集中し、③に時間をさきましょう
ただし、これは時間をかけるかどうかという問題であって、手を抜いていいというわけではありません。

入門講座が終わったばかりの方は知識が十分でなく、①でしっかりとした検討ができないかもしれません。しかし、知識がない分、今ある知識や理解をもとに、考え抜いて結論を出すという特訓ができます。これは、中途半端に知識があると、忘れがちなことでもあります。

また、①で説明したとおり、なんとなく問題を解いたら、本当は自分が知っていた知識で解けたはずなのに解こうとしていなかったということになりかねません。

おすすめの勉強法は次のとおりです。

  • 問題文を読み、条文を読んで法律を適用するとどうなるかをできるところまで考えてみる
  • 法律の適用が素直にできるかという論点があれば、そこをピックアップする
  • 論点について、条文の文言や自分の知っている知識からどういう規範が立てられるか考えてみる
  • 当てはめに使えそうな事情を見つけてみる
  • 解答例を読んで、その考え方を把握する。解答例を読んで分からない部分は、「分からない部分」として問題集に印をつける
  • 知らなかった知識や争点を、基本書やテキストで確認する。暗記というよりは、どうしてそういう結論に至るのかという経緯を重視して確認する。
  • 復習が終わったら、最後に解答例を読み返してみる

一通り論文の勉強をした方

一通り論文の勉強をした方は、①に集中する割合を増やしてみましょう。
一通り勉強したとしても、ほとんどは理解不足といえますので、②であまり力を入れる必要はありません。
理解不足だと思う箇所を中心に③の対策をしていきましょう。

理解が深まっていけば、答案のバランスなどは自然に改善されていきますので、あまりこの段階から答案のバランスなどを考えなくてもOKです

おすすめの勉強法は次のとおりです。

  • 問題文を読み、脳内だけで答案構成をしてみる。重要な規範などは何もみずに書き出してみる。当てはめまでしっかりと考える
  • 解答例を読んで、答案の流れがあっているか、論点のこぼしはないか、当てはめの事情で拾えていないものがないか、を確認する。
  • 確認して、足りていないところがあったら、今の実力でどうして解けなかったのかを分析する
  • 理解が足りていないという箇所を中心に、基本書やテキストで復習をする

伸び悩んでいる方

一通り勉強してもそのうちに伸び悩みを感じる時期があるかもしれません。
そんなときには①でしっかりと解いて、②でしっかりと分析をしましょう

このときには合格者答案と比較してみると自分に足りないところが分析しやすいです。
③で対策すべきポイントは理解できていると思いますので、必要だと思うところを短時間で復習していきましょう。

おすすめの勉強法は次のとおりです。

  • 問題文を読み、答案構成なしで答案を書き出してみる
  • 解答例を読む前に、答案を書き出すにあたって悩んだ箇所や、書いている途中につまづいたところを思い返してみる
  • 解答例を読んで、自分の答案と比較する。
  • どうして悩むことがあったのか、どうしてつまづいたのかを分析し、必要な知識を再確認する。このときに細かい文言などにも気を配る
  • まとめノートや論証集に次解けるように必要なメモを残す

4 勉強法を理解したら計画を立てよう!

勉強計画はとても重要

勉強計画を立てていますか?勉強計画はとても重要です。
なぜなら、勉強計画を立てることで、科目間のバランスよく勉強を進めることができるからです。

予備試験の論文式試験では、相対評価をされます。相対評価である以上、7割くらいの出来の科目を9割の出来にするのは、2割の出来の科目を5割にするよりも数倍の時間がかかります。予備試験では実際のところ、5割くらいの出来が全科目できてしまえば2桁合格は簡単なのです。

勉強計画を立てないと、どうしても苦手科目に割く時間が減ってしまいます。ただし、苦手科目に多く時間を割きすぎても、勉強のモチベーションが上がらず、効果が下がってしまうことになりかねません。また、得意科目で勉強を深める手段を身につけることは、苦手科目を苦手じゃなくなることにも、役立ちます。

勉強計画を立てることでやりすぎ、やらなすぎを回避しましょう。

勉強計画を立てるときの2つの注意点

【注意点1】詰め込みすぎない

あれもこれもと詰め込みすぎないようにしましょう。
勉強計画通りにいかないのであれば、勉強計画を立てるだけ無駄になってしまうからです。

今回の記事で解説した勉強法を行う場合、一問にどれくらいの時間がかかるかを見通すのはとても難しいです。得意な分野には時間がかかりませんし、苦手な分野には数時間かかることもあります。

私のイメージとしては、1時間に一問くらいのペースで考えてみるのがいいと思います。
もちろん、時間に余裕が出たら次に進むのはOKです!

あくまで、科目間のかたよりを防ぐことが目的ということを忘れないようにしましょう。

【注意点2】定期的に見直す

立てた勉強計画は定期的に見直しましょう。

その理由は2つあります。

  • 勉強の進捗によって勉強スピードが変わるから
  • 科目間のバランス調整をする必要があるから

①理解が深まるごとに勉強のスピードが上がっていきます。わからない部分が少なくなっていき、分からない部分を復習するときにもすぐにポイントを理解できて、そこを的確に確認できるようになります。
そうなると、昔立てた勉強計画が合わなくなってしまうこともあります。

②バランスよく勉強しているつもりでも、気づいたら苦手科目が全然進んでいなかったということはよくあります。
得意科目はノリに乗って時間をオーバーして進めているのに、苦手科目は気が乗らないからと集中している時間が少なかったということはありがちです。

勉強時間を見直してときどきバランス調整をしてみましょう。

5 予備2桁合格者がおすすめする教材

私がお勧めするのは、早稲田経営出版編集部の司法試験・予備試験 論文合格答案集 スタンダード100シリーズです!

この問題集のおすすめポイントは、過去問の網羅性が高いことと、現実的な解答例が載っているところです。

問題集によっては、論証集の論証がコピペされたような解答例が載っていることがあります。でも、それだと実際の合格者がどういう思考過程を経て答案を書いたのか分かりませんよね。
スタンダード100は、合格者がなるべく安定的に合格できる答案を目指して解答例を作成したようです(はしがきより)

もちろん、正直に言って、この回答例はいまいちだなと思うことはあります。
しかし、それもよさでもあるのです。
解答例がいまいちなら、自分ならどうするのか、ということを考える力がつくのです。

今回の記事で解説した勉強法においては、②が重要になります。
現実的な解答例がない問題集では②がうまくできません。その意味でもスタンダード100が一番だと考えています。

他の過去問集・問題集がいいという人にはこちらの記事を紹介いたします。

6 Q&A

独学でも合格できますか

独学でも合格可能です!
論文式試験対策は独学の方の方が多い印象です。

もちろん分かりやすい先生に教えてもらえるに越したことはないですが、そこまで「分かりやすい先生」というのは司法試験業界には数人しかいないと思います。
独学でいいのか不安という方は、「その講義を受けたら何が得られるのか」という点をよーく考えてみてください。
※私が受験当時の話なので、今はもっといるのであれば、関係者の方々申し訳ありません。

模試や答練は受けた方がいいですか

結論としては、模試や答練を受ける必要はないです。
ただ、きっちり時間を測って問題を解いてみたい、という場合にはやってみてもいいです。

受ける必要がない理由は、問題の質が低いのと、添削の質が低すぎる、からです。この点はいつか別の記事でも書いてみる予定です。

どれくらい時間が必要ですか

私の場合には、予備試験合格までにおよそ3000時間かかりました。
それから司法試験までに500時間程度勉強しています。

合格までに必要な勉強時間はいろいろと言われているようです。

ちなみに3000時間はだらだら勉強している時間を含んでいないので、ほとんどが集中している時間です。
私が予備試験合格前年の勉強時間を参考に乗せておきます。

予備試験 勉強時間
予備試験 勉強時間

6 まとめ

今回の記事では、予備試験論文式試験の勉強法を解説しました。
2桁合格者の私が強くオススメするたった3つの勉強法は、

  1. 真剣に問題を解く
  2. 解けない理由を徹底的に分析する
  3. 次解けるようにしっかりと対策をする

です。

この3つを自分のレベル別に重点を変えて繰り返していきましょう。
みなさんが予備試験論文の勉強法を確立できるようにこれからも分かりやすい記事を書いていきますので、今後もご覧ください。

コメント