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予備試験は無理ゲー?無理ゲーと言う前に聞いて欲しい3つのこと

予備試験

予備試験って合格率が低いし、無理ゲーなんじゃないか…

たしかに予備試験の合格率は3.6%(令和4年予備試験)程度で、難関試験の一つです。無理ゲーと思ってしまうのも仕方ありませんね。

実は予備試験について分析すると、世間で言われているほど無理ゲーではありません
そして、予備試験を無理ゲーと思っている方が予備試験に合格することは無理です。

この記事では、予備試験が無理ゲーではないことを分析し、予備試験に合格したい方を応援します!

ぜひ最後まで読んで予備試験が無理ゲーではないと考えて、合格のために必要な努力を始めましょう!

この記事を書いた人
司法試験合格ぷろじぇくと

ロースクール在学中に平成28年予備試験に合格(論文式試験90位代)
平成29年司法試験に合格(総合順位500位)。現在弁護士として活動中。
司法試験合格後に憲法、行政法、商法のまとめノートを販売し、100件以上の販売実績あり。「司法試験を計画的に合格すること」を提唱していきたい。

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1 予備試験が無理ゲーと言われる3つの理由

司法試験予備試験は「無理ゲー」と言われることもある難関試験です。

その理由は3つあります。

  1. 合格率が低い
  2. 勉強する量が多く、(特に社会人には)時間が取れない
  3. 短答式試験に合格するのが難しい

の3つです。

その理由について詳しく見ていきましょう。

1.合格率が低い

予備試験最終合格率(予備試験の最終合格者数/予備試験の受験者数)は、およそ3.6%です(令和4年予備試験)。
※出典法務省

2.勉強する量が多く、(特に社会人には)時間が取れない

予備試験は、短答式試験、論文式試験、口述式試験という3段階の試験になっています。

  • 短答式試験 8科目
  • 論文式試験 8科目
  • 口述式試験 2科目

と重複する科目はありますが、科目数が多いです。

一度合格すれば翌年は免除されるというものではないので、一度に全科目の対策をする必要があります。

また、1科目1科目の分量もとても多く、入門講義だけでも約300時間は必要とされています。
その分かなりの勉強時間が必要となります。

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3.短答式試験に合格するのが難しい

予備試験の最初の試験である短答式試験に合格するのが難しいといわれています。
それは、論文式試験では聞かれないような細かい条文や判例なども出題されるからです。

「論文は得意なんだけど、短答が苦手」ということを言う法科大学院生なども多いです。

2 予備試験を無理ゲーだと思っているあなたでは予備試験に合格できない

予備試験を無理ゲーと思っていては予備試験に合格することはできません。
それは、無理ゲーと考えていては合格するために必要な対策をとれないからです。

予備試験合格者の私は、予備試験を無理ゲーと思ったことは一度もありません
私は、地方の公立高校を出て、MARCHに進学しています。司法試験合格者の中では優秀な学歴とはいえません。それでも、けして予備試験を無理ゲーとは思いませんでした。

予備試験合格者予備試験を無理ゲーと思っている人は一人もいないでしょう。
なぜなら予備試験合格者は、予備試験に合格することを現実的な目標と捉え、必要な努力を重ねてきた人だからです。

3 無理ゲーともう一度言う前に聞いて欲しい3つのこと

そうとはいっても、予備試験は無理ゲーなんじゃないかと思っている人もいます。
しかし、予備試験を目指そうとしている人、目指している人が改めて無理ゲーだと諦める前に3つのことを聞いて欲しいです。

  1. 受験資格がないから合格率が低い
  2. 予備試験合格のレベルは冷静に見ると高くない
  3. 司法試験合格への経過点に過ぎない

1.受験資格がないから合格率が低い

予備試験の最終合格率が低いと言いましたが、これは予備試験には司法試験と違って受験資格がないからです。

誰でも予備試験を受験することができるため、

  • 勉強を始めたばかりの人
  • 本気度が低い人

なども受験することができます。

私が法科大学院に入った1年目に予備試験を受ける人は同じクラスに20人ほどいました。しかし、私から見て予備試験に対して本気だと思ったのは、5人くらいです。そのうち、私も含めて3人が合格していました。

3/20と考えると少ないですが、3/5と考えると合格率はけして低くありません。

2.予備試験合格のレベルは冷静に見ると高くない

予備試験合格に必要なレベルは冷静に見るとそこまで高くありません。
私自身も、予備試験に合格したときの実力は、司法試験に合格したときの実力に比べると半分程度だったと思っています。

予備試験合格のハードルは、

  • 短答式試験で一定数の点数を取る(絶対評価)
  • 論文式試験で全体の中で上位400人程度に入る(相対評価)
  • 口述式試験で無難な受け答えをする(ほぼ絶対評価)

というものです。

論文式試験も意外と400人のレベルは高くありません。

私は憲法でF評価をとってしまいました。
また、民事訴訟法では、終了15分前にあたまが真っ白になってしまい、15分間で必死に書いた答案でもC評価になりました。

予備試験論文式試験の勉強方法の記事でも解説しましたが、要求されるレベルはそこまで高くないのでこちらもご確認ください。

3.司法試験合格への経過点に過ぎない

予備試験を受験する方の目的は司法試験を受けることにあります。
司法試験に合格する実力があれば、あとは勉強法次第で予備試験に合格することができます。
どちらにせよ司法試験に合格する実力をつけようとするのですから、無理ゲーと捉えている暇などありません。

4 予備試験に挑み続ける方が今すぐ考えるべき4つのこと

予備試験は無理ゲーなのかもしれないと思いつつ、予備試験合格を目指している方に今すぐ考えるべき4つのことを解説します。

  1. 自分に合った勉強法をしているか見直そう
  2. 自分の勉強法にあった教材を使っているか見直そう
  3. 変なプライドを持っていないか見つめ直そう
  4. 予備試験に合格したいというモチベーションを持とう

この4つを考えることで、予備試験を無理ゲーではなくなります。

1.自分に合った勉強法をしているか見直そう

今している勉強方法が自分に合っているのかどうか見直しましょう。

勉強法があっていないということは、効率が悪くなり、合格までも遠くなってしまいます。
どうしたらいいか迷う人は、過去問中心の勉強に切り替えましょう。

過去問を中心に復習をしていると、司法試験・予備試験に必要な能力を集中的に鍛えることができます。
鍛えたい部位にあった筋トレをするのと同じイメージです。

2.自分の勉強法にあった教材を使っているか見直そう

勉強法を見直した後は教材を見直しましょう。
定評があるから、最近話題だから、という理由で選んでしまった教材が、自分には合っていないこともあります。
何でもかんでも手を出すのはよくないですが、合ってないと思ったら切り替えることも意識しましょう。

3.変なプライドを持っていないか見つめ直そう

変なプライドがじゃまをして伸び悩んでいるという受験生の方を見ることもあります。

・実力が伸びていないのに今のやり方に固執する
・合格者の意見を素直に聞こうとしない

などの方です。

予備試験の問題は素直に答えることも重要です。
プライドも大事ですが、変なプライドは今すぐ捨てて合格することに真摯に向き合いましょう。

4.予備試験に合格したいというモチベーションを持とう

予備試験に合格したいというモチベーションは、予備試験合格の原動力です。

だらだら勉強してしまうことは無駄な勉強や勉強時間の短縮につながりかねません。

  • 裁判官になりたい、検察官になりたい、弁護士になりたい
  • 4大法律事務所で働きたい
  • いち早く法曹になりたい
  • 昔からの夢だった法曹になりたい

など各々のモチベーションはあるはずです。

モチベーションが上がったら、行動に変えましょう。
このブログでも行動に移せるような記事を書いていきます。

5 まとめ(予備試験に絶対合格したいあなたへ)

予備試験は無理ゲーと言われていることには理由があります。しかし、現実的に目標を捉え、合格を目指すあなたにとっては無理ゲーではありません。

予備試験が無理ゲーと諦めず、合格するための行動に出ることが一番大事です。

合格するために考え直すべきことは

  • 自分に合った勉強法をしているか
  • 自分に合った教材を使っているか
  • 変なプライドを持っていないか
  • 予備試験合格へのモチベーション

です。

予備試験に合格したいあなたをこのブログは応援しています。

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